18度の倉庫と冷たい女

ito koichi

18度の倉庫と冷たい女

生物の生命感と、裏腹に潜在的に眠る無機質さを絵画に表現しております。 倉庫は18℃、肌寒い気温の中で佇む女性、こちらを向く表情は悲しげにも見え、はたまた強い意思を持っているようにも見える。血の暖色を含む肌や個々の表情からは対象の生命感を感じられる裏腹に、それらの生命反応は所詮DNAという単なる二重螺旋構造から遺伝子発現しただけの機械的現象にすぎない。無機質さと生命感を閉じ込めた空間。
H:320mm W:400mm D:20mm W(重量):0.5kg
2023
木製パネル、アクリル絵具、ジェッソ
平面


伊東紘一

北海道科学大学看護学科卒業後、約2年半看護師として病棟勤務しておりました。
絵を描き始めたのは、大学卒業間際(2021年)の3月ごろになります。
今年12月より看護師をやめ、アパレルショップでの店員をしながら絵の活動に比重を増やすところです。
影響を受けた人物は、ピカソ、ダリ、伊藤若冲、小河原泉、mareなどです。