EVENT

明日の神話シンポジウム

2017.11.20|渋谷東急REIホテル

明日の神話シンポジウム

創造者の目線から見る2020年の社会 ~渋谷・青山エリアからの発信~

■主催:NPO 明日の神話保全継承機構

■共催:渋谷芸術祭実行委員会

■企画:SHIBUYA AWARDS ASSOCIATION

■日時:2017年11月20日(月)  17:00~18:00

■場所:渋谷東急REIホテル4階(白鷺の間)

■住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-24-10

■規模:定員約70名、招待席/一般観覧優先席/一般観覧席(満席になり次第終了)

■チケット購入URL: http://peatix.com/event/322360

■シンポジウムの構成
17:00 主催者挨拶・趣旨説明
17:10 パネリスト紹介
17:20 クロストーク
18:00 質疑応答(会場参加者/メディア等)
18:10 終了

■シンポジウムのパネリスト等
新時代のアーティスト:小松美羽(現代アーティスト)
新時代のクリエイター:えぐちりか(アートディレクター)
ライフスタイルの提案者:髙島郁夫(株式会社Francfranc 代表取締役 社長執行役員)
エリアの動きに詳しい専門家:井口典夫(青山学院大学 教授)
司会進行:瀧口友里奈(フリーアナウンサー)

 

■お問い合わせ事務局
SHIBUYA AWARDS ASSOCIATION 事務局
info@shibuyaawards.com
担当:米田

 

シンポジウムの趣旨

 

2020年東京オリンピックまで1000日のカウントダウンが始まった。しかし、戦後の復興と国際社会への復帰を高らかに宣言した1964年オリンピック前と比べて何と力強さに欠けていることか。原因は、人々に次の目指すべき社会や生き方が見えていないためである。米国の都市経済学者リチャード=フロリダは、戦前の人間がタイムマシンで高度経済成長期の社会にやってきた場合と、高度経済成長期の人間がIT革命後の社会にやってきた場合とを比較し、後者の方がはるかに戸惑うであろうことを力説している。街や機械など外から見える変化よりも、目に見えない人々の生き方や繋がり方の変化に対応することの方が困難だというのだ。

 

ここで高度経済成長期の日本にありながら混乱の時代を予測し、独自の作品と言動で問題提起を続けた人間・岡本太郎を思い出したい。彼は青山のアトリエで芸術活動をしながら、社会に対しては創造的破壊者として振舞ってきた。核爆発の脅威を受け入れつつも力強く生きる人間の尊厳を描いた大壁画『明日の神話』は彼の代表作である。そして今から10年前、混沌の渦の中にあって一筋の光を見出すために、ひとりの学者が渋谷に同壁画を呼び込む活動を始めた。そのうねりは地元の人々や企業・行政関係者を巻き込み、2008年、遂に渋谷駅の連絡通路に壁画が設置され、同時に第一回の渋谷芸術祭が開催されたのであった。

 

この数年でSNSは身体の一部となり人々のライフスタイルは大きく変化した。しかし経済の見通しが不透明のまま、未来を提示すべき政治への信頼性は低下し、核ミサイルの脅威は現実のものとなっている。こうした中、岡本太郎の言動を出発点に、日頃、壁画のある渋谷・青山エリアを中心に活動している創造者の目線で人々の生き方や社会を展望することの意義は大きい。

 

そこでテーマを「創造者の目線から見る2020年の社会~渋谷・青山エリアからの発信」とし、近年活躍目覚ましいアーティストの小松美羽、クリエイターのえぐちりか、新しいライフスタイルの提案者でfrancfranc社長の高島郁夫、エリアの動きに詳しく壁画の招致と芸術祭の開催を主張し続けた青山学院大学教授の井口典夫をパネリストに迎えた。瀧口友理奈の進行で各パネリストの大事にしているポイントが引き出され、聴衆のひとり一人が将来の生き方に何かしら明るいものを持ち帰れるような結びができる、そうしたシンポジウムにするのが開催の趣旨である。

 

INFORMATION

開催期間
11月20日(月)  17:00~18:00
開催場所
渋谷東急REIホテル4階(白鷺の間) 東京都渋谷区渋谷1-24-10