孤りを忘れた世界に

顔面・内面共に美しくない女の子を画になるように絵にする試みである「不美人画」を筆頭に、世間的にはよしとされていないものたちにきらめきを見出すべく制作をしています。 そのために大事にしているのは「性死を忘れない」ことと「弱さを裏切らない」こと。 最も大きい制作テーマは「人がベッドに横になることしかできなくなった時にでも見ることのできる絵」です。 今回の作品は昔ながらの風習である「野辺送り」を絵にしました。 縁起が良いとは捉えられないモチーフを、自らの技能で持ってその魅力を伝える一助になれればと思いつつ描きました。

H:364mm W:515mm D:1mm W（重量）: 500g（額なし）5kg（額あり）
2023年
イラストボード、ペン、日本画絵の具
平面

石松チ明

1994　うなぎの町、静岡県浜松市に生まれる。。
2009　9割の生徒が美大に行く芸術科に入学。
2011　法学部を目指す。
2012　成蹊大学法学部法律学科に合格。
2013　司法試験を目指すも頓挫。以降制作を再開する。
2017 イラストレーターとして半就職。するもフリーでやっていきたくなり退職。本の挿画を目標に画業をはじめる。
2017　初個展「不美人画展」開催。
2018　美術新人賞デビュー2019入選。第10回アダチUKIYOE大賞 第10回記念特別賞。
2019　ペーターズギャラリーコンペ2019 大賞（上田三根子賞・藤田知子賞）。
同年　 個展「不美人画展 東京」を栗原画廊にて開催。
2020 個展「不美人画展 名古屋」を名古屋栄三越にて開催。
同年 　目標だった小説のイラスト、小林泰三著「名作万華鏡 芥川龍之介篇 杜子春の失敗(光文社)」の挿画を担当する。
2021　東京イラストレーターズ・ソサエティ第17回公募　入選。
2022　第1回　FEI PURO ART AWARD 入選
2023　個展「不美人画展 銀座」を美の起源にて開催。
同年　第3回Gates Art Competitionグランプリ　受賞。
2030　画集を出版したい。