Manjusaka

Chen Wei Ting

Chen Wei Ting

Manjusaka
彼岸花

遠い場所誰のものでもない自分自身の断片無に帰すほこりのあるべき姿風であるべきものすべては波の音に消えていく私たちは何を待っているのでしょうか?赤い花なのかあるいは二度と見ることのできない顔A distant placeTo whom it does not belongFragments of myselfNothing exists when I look backWhat should be turned into dustWhat should become a windAll disappeared in the sound of the wavesWhat are we all waiting for?A red flowerOr a face that can’t be seen again

H:1000mm W:650mm D:30mm W(重量):2kg

2022
acrylic, oil pastel and colored pencil on canvas

Profile
台湾台南生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス美術修士号を取得した。彼の少年時代は絵本に囲まれており、生活の余白に詩や自分の世界を描くことが好きだった。輔仁大学で中国文学を専攻し、詩を書き始める。ロラン・バルトの「断片」という概念を読んだのだ。ローランドのテキストは断片的に構成されている。詩を書くことや絵を描くことは全て彼にとっての描写であり断片である。アクリルを使用したグラフィックを中心に、映像、パフォーマンス、彫刻など様々なメディアで実験を行なっている。また、詩を通して自身の感じた物事を視覚的、物語的に作品に反映しており、自身の作品について「子どもと大人の違いを表現したもの」と考えている。近年はニューヨーク、香港、スペイン、ドバイ、タイなど海外での展覧会を行なっており、日本ではShibuya Awards 2021を受賞し、Geidai Art Fesにも入選している。作品はLihpao Cultural Arts Foundationや台中ダリ芸術パークにコレクションされている。 現在、東京を拠点に活動している