ROCKs #5

熊野古道をはじめ故郷和歌山・熊野エリアの自然景観を幻想的に描いた風景画や、その時々の世相に感化されたコンセプチュアルな心象画まで幅広く創作。 【熊野の幻風景】と称した一連の作品は、その光景をより幻惑的に色を織り込むように描かれ、色の断片それぞれが、ふるさとへの郷愁やこれまでの人生での様々なシーンなど無数の記憶のフラグメントとなって編み込まれるように、誰もが懐かしさを抱く心の原風景として鑑賞してもらえるよう表現されている。
H: 727mm W:1167mm D: 25mm
2020年
キャンバス、アクリル絵具
平面

寺澤晋吾

和歌山県新宮市出身、東京在住
専修大学文学部卒

ロックバンドのギタリストとしてメジャーデビューし、全国各地でのライブやロックフェス出演、海外ツアー、映画の挿入歌、アニメの主題歌等、精力的に活動をしていたが、2014年バンドの活休以降は画業に主軸を置く。
長年の音楽活動で培われたリズム感、トーンやハーモニー感覚を色彩に置き換えて自己表現を日々探求。

熊野古道をはじめ故郷の風光明媚な自然景観を幻想的な色合いで描いた風景画や、
神の使い・八咫烏をヴィヴィッドに表現したポップな作品等、自らのルーツである「熊野」をメインテーマに制作しつつ、
その時々の世相に感化されたコンセプチュアルな心象画まで幅広く創作。

これまでに個展を6回開催。
全国各地の百貨店での展示や、ニューヨークやロンドン等海外での企画展にも参加している。

【受賞歴】
かわさき市美術展優秀賞、光陽展入選、二科展入選