Masahikohigashi
東雅彦

Was is a progressive process
だったは、いつも進行形

私は19年間カメラを使い人物像や自然現象を撮影してきました。近年では必ず”無意識”と”透明な意識”という2つのキーワードを中心に”海” ”空” ”時間” 等を据えて撮影しています。最初にカメラを使った制作は光学性能の範疇の写真となりそれを超える表現は生まれないという当前の事実に対峙する事になりました。本作品は考える事もなく使っていたカメラを始めに使わない事で光学レンズの枠を外し、キーワードでイメージを生成するAIをカメラの替わりに使用しました。キーワードは”100年後の渋谷” ”無意識” ”透明な意識” ”空” ”時間” ”存在” ”アニミズム” ”神話” 等としてイメージを抽出しプリントしてアナログの手法を加えた制作物を撮影し再びプリントしてオブジェクトにしました。目前の現象を撮影する”take photo”や被写体を立込撮影する”make photo”とは異なりAIで生成した作品は果たして写真と呼べるのだろうか？そしてAIにアニミズムの精神を感じる事が出来るのかを問うた作品です。【アニミズム】有機物、無機物問わずに精神が宿る事

H:728mm W:515mm D:10mm W（重量）:3kg

2022
Photo acrylic