IWAMORI SAKI
岩森 咲季
Wobbling road
ゆらゆら道
私の作品は記憶の中の人物を彫刻として表している。自分の記憶の海に深く潜り込んでいき、そこからすくいあげるようにして制作している。そのすくいあげてきたものの中には「全ての人間に共通する何か」が含まれていると信じているからだ。制作中、鉄は様々な表情を見せてくれる。それは、時に硬く、時に柔らかく、時に冷たく、時に熱い。変化していく鉄の「輝く瞬間」を見逃さないように心がけている。そしてそれを発見することが私にとってとても大きな喜びである。
H:950mm W:950mm D:300mm W(重量):15kg
2022
鉄、油性防錆塗料/iron,oil anti-rust
Profile
1993年東京都に生まれる。美大デザイン科を目指して4浪をしたのち、東京造形大学の彫刻専攻に入学する。学部2年生の秋、鉄の柔軟性に魅了され鉄での制作を始める。
ピアノやオペラ等の音楽の環境で育ち、自身も2歳から舞台に立つ。ピアノ、トランペット、ティンパニー等を経験。その生い立ちが制作に深く影響している。2022年東京造形大学大学院修士課程美術研究領域修了。
〈受賞〉2020 年「アートアワードトーキョー丸の内 2020」三菱地所賞2019 年度 ZOKEI 展 ZOKEI 賞(卒業制作大賞) 〈主な個展〉「テツノホシ」(三菱一号館歴史資料室/東京都千代田区、 2021)「やさしい鉄」(小田急百貨店 新宿店本館 10 階=アートサロン/東京都新宿区、2021)〈主なグループ展〉「アートアワードトーキョー丸の内 2022」(TOKYO TORCH Park/ 東京都千代田区、2022)「アートアワードトーキョー丸の内 2020」(大手町仲通り/ 東京都千代田区、2020)〈主な参加イベント〉Marunouchi Street Park 2021 実行委員会 主催 「Marunouchi Street Park 2021 Spring」(丸の内仲通り/東京都千代田区、2021)